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α7R III + SEL1635Z




2泊3日で奥穂、前穂へ。その前に天狗沢を登り縦走路に合流した後はジャンダルムへ。

縦走路はジャンダルムまでは問題はないけれども、ジャンダルムから奥穂高岳への部分、特にロバの耳のトラバースは難しい。

ロープで安全は確保されているとはいえ細かいミスが命取りになる。緊張の連続だがジャンダルムからの眺めは最高だった。

もう足を踏み入れることはないだろう。ホッとしたのかハイなのかはわからないがあまり写真は撮らなかった。

登頂したという記録の写真をいくつか残し2023年の夏が終わった。

山小屋の夕食というのはこういう感じです。





別に何かすごいものが出るわけではなく、出来合いのものが並ぶことも多いです。
この日も出来合いのもが多かったかなと思いますが手作りの品もあったりします。味付けは好みでした。
ごはんとみそ汁はお替り自由なことが多いので、いっぱい食べたい人はお替り推奨です。ふりかけなどはテーブルに設置されていることが多いです。

小屋によっても食事内容は異なり、ヘリによる補給しか手段がないところや、体力が大きくはない小屋などではカレーライスが続くということもあります。
それでも、温かいものが食べられるということは山では幸せなことだと思います。精神的に満足度が違います。
下界に帰ってきて、たくさんの種類のメニューがあったりすると、本当に食事がいろいろ選べるということに感動すらします。


食事に限らず、不自由な世界に身を置くというのはいい経験だと思います。
何もかもが満ち足りた世界というのはそれは大事なことなんだろうと思います。災害や戦争での苦労なんて誰もしたくはないでしょう。
ただ、日本においても災害での不自由な世界というのは隣り合わせであるわけで、その時に自分はどうするべきかということはある程度知っておいたほうがいいです。


山では不自由なことばかりです。食事はいうに及ばず、睡眠もとれないことが多いでしょう。トイレも満足にはありません。
娯楽も多くの人には"ない"、といえるものでしょう。
え、何をするかって? 景色を見るか人と話すか、仮眠するかですよ。

そんな中でも人は過ごしていけるものです。多少の謙虚さがあれば。
今の時代、モノや情報にあふれて人は傲慢だと思うよ。
ほんと、そう思うことがありましてね。