- 花々
α99 II + AF28/2New
水曜日は会社を定時ダッシュして、ご飯を食べてお風呂に入って車に乗り込みます。一通りの装備は前日に準備を完了しています。目的地は静岡県の某所です。現地には23時頃に到着しました。登戸からいらっしゃった方がお一人撮影されていて、お話をしていろいろと勉強させていただき撮影開始です。
α7Sは比較明合成用としてひたすらシャッターを切ってもらい、その横でα99 IIは長時間露光で狙います。
あまり空を広くすることはできませんし、そうすると桜の印象が弱まるので28mmのレンズを選択し、星の軌跡を残してまずは夜の景色を1枚押さえておきます。風も弱く、桜にとってはコンディションは良い状態でした。
登戸の方は翌日仕事ということで夜半に撤収されましたが、いろいろとお話をさせていただき楽しい撮影でした。
α99 II + SAL70400G2
朝方になる時間を見計らい、ちょっと場所を移動します。望遠レンズに切り替えて少しずつ色が浮かび上がる桜を狙います。青緑の色の中で、少し青みがかった桜の木を撮すことができました。こういう時はISO感度を自由に変更できるデジタル気は強いですね。
今回はバリエーションを稼ぐことを少し意識したので、横の写真だけではなく縦の写真も多めに撮影することができました。自分でも意識すると少しはできるもんだと思いました。
ちなみに場所も少しずつ移動しています。カメラザックとかもあるので、なるべく移動は避けていたのですが、そういう事も良かったと思います。
α99 II + SAL70400G2
山間部ということもあり、日の出の時刻を大幅に過ぎてから桜に光が差し込みます。そうなると落ち着いていた桜が一気に目覚め、光り輝き始めました。花はそれほど濃い色をしていないようで、光の影響もあって真っ白に近い色となります。でも、若干ではありますが桜色をしていることが分かりますね。
周りの茶畑は落ち着いた色を維持していて、また、背景は光が当たっていないので桜の木が浮かび上がるような感じがします。あ～、いいわ、これ。夜中に来た甲斐がありました。^^
桜自体は道ばたから確認できるのですぐに見つかったのですが、夜間では色の把握は難しいですが、光が当たるとそれがあらわになって、美しさがさらにマシマシです。
α99 II + AF100/2.8 SOFTFOCUS
もう一度桜の近くに戻り、茶畑を意識して桜を撮します。どう切り取ったらよいのか難しいですが、まぁ、一応それらしいものも押さえておきました。
ん～、でもどっちつかずかな。。。中途半端な気がします。やっぱり桜は難しいです。
一本桜は被写体が明確になりますが、それをどう切り取るかは撮す人の力が如実に出ますね。しかも撮り尽くされてしまった感もあるのでオリジナリティーは本当に難しいです。え、自分のオリジナリティー?? ソレはいわない約束で・・・
α99 II + SAL70400G2
最後に桜をフレームの中からはみ出させてここでの撮影は終わりとしました。青空と桜も撮りたかったのですが、時間的に午後にならないと難しそうなので今回はパスにしました。
桜の撮影といっても、やはり時間帯によってその表情は様々で、同じ被写体でも時間や天候を変えて撮影したいと思います。でも一年の中で桜が咲き誇るのはだいたい1週間ぐらい。今回は有休を使えましたが、基本的には土日のみです。そうなるとやっぱり撮影できる桜の数には限界がありますね。
パパッと撮影して、次に移動ができる腕を持っている人は本当に凄いです。自分はなかなかそうはいかず、1カ所撮影すると疲れてしまいます。
週末も1カ所ではありますが、撮影に出かけたいと思います。有名な桜なのでとっても人が多そうでちょっと大変そうですが、なんとか納得のいくものが撮れれば、と思います。