畦ヶ丸山行

4月の下旬に西丹沢の畦ヶ丸に登ってきました。

個人的にはトレーニングの位置づけですが、仕事でイライラしていたのでそのリフレッシュも兼ねてとなります。久しぶりに西丹沢を選びましたが、このエリアを訪れるのも5年ぶりぐらいになるのでしょうか。とにかく、久しぶりのエリアです。

コースは西丹沢ビジターセンターをスタートし、西に向かい畦ヶ丸のピークを踏みます。その後は南に進路を変え、途中から東向きに折れて大滝橋バス停に降りるコースです。登り1,000m、下りは1,100m程度のコースで、山登りとしてはよくある標高差かと思います。よって、普通であればトレーニンにもならないのですが、その前に山に登ってから数週間がたつのでトレーニングという位置づけになります。


アプローチは小田急線の新松田の駅からバスになります。1時間以上バスに揺られていくことになるので、座れるか否かは大事です。土日は7:20にバスが出るので、その30分前には乗車の列に並びましょう。なお、チケットは往復の割引券がありますのでそちらを買った方が得です。今回のように帰りに大滝橋から乗る場合でも得になります。

西丹沢ビジターセンターをスタートし沢沿いに進みます。このエリアは新緑がとてもきれいで、リフレッシュ効果抜群です。しばらくの間はしっかりとした水量のある沢沿いとなるので、水の音を聞きながら進みます。傾斜も特になく、まずは足慣らしというところです。



標高900mを超えるエリアに入ると、トウゴクミツバツツジが咲いていました。登山道からは少し先に咲いていることが多いので、写真を撮るのに苦労しますが、なんとか1枚ぐらいは残すことができました。本当は手前の木が邪魔なので没ですが、山行記録ということでアップします。善六のタワあたりから紫の花をよく見るようになりました。



で、ひたすら歩くのが登山ですが、そうしているとスタートから2時間30分ほどで畦ヶ丸の山頂に到着です。ちょっと苦しいところもありましたが、まずまずのペースで歩いてこれたかと思います。山頂から展望はなく、ベンチというか蛭よけのテーブルが3・4と山頂標識、それとケルンがあります。ここでお昼をとっている方が多かったと思います。



山頂から100mも歩いて行くと畦ヶ丸の避難小屋がありますので、そちらに向かいます。この避難小屋は整備されて新しいので、外の看板もぴかぴかです。令和2年の秋に再整備されたんではなかったかな。中にはトイレもありますよ。ここでお昼にしました。



お昼を食べて、直に南下を開始します。途中、本当にちょっとした崩落地がありますが、普通の登山者は特に気にすることもないでしょう。しっかりスピードを殺して降りれば問題にもなりません。南下を続けると大滝峠上に出るので、そこを左に曲がります。ここには一つ、蛭よけのテーブルがあります。特に迷う要素はありませんね。ここまでは傾斜も緩く気持ちのいい下りです。


大滝峠上を越えると少し傾斜が急になります。ブナ林の中を下っていくことになりますが、やはりこの時期は新緑は気持ちがいいものです。しばらくすると一軒家避難小屋に着きます。ここの避難小屋は新品ではないので、畦ヶ丸の避難小屋と比べると綺麗とはいえませんが十分使えますね。この先は渡渉もあるので、増水時に渡れなくなることを想定して作られているのかな、と思いました。



沢沿いを下り、数回渡渉して大滝橋バス停に向かいます。難しいところはあまりないのですが、木道で滑ってバランスを崩しました。。。やっぱり木道は滑るなぁ、という感じで注意が必要ですね。一カ所だけ、渡渉点に橋が架けられていない場所がありました。ここも難しいことはないのですが、落ちるとまだ冷たい水なので、ストックを支えにして慎重に進みました。



後は本当に下るだけ。しばらくすると林道と出会い、そのまま直進して大滝橋のバス停に出るだけです。当初より1時間も速いバスで帰ってきました。


特に難しいところもありませんし、道もかなり整備されています。歩く体力とバランス感覚だけあれば問題ないと思います。初心者が歩くには体力的には難しいとは思いますが、6時間あればだいたいの人が歩けると思うので"初級の上"という感じかなと思います。歩くにつれて景色も変わっていくので、そういう楽しみもあります。


という感じで畦ヶ丸に行ってきました。ほとんど写真は撮れなかったのが残念でした。。。