写真展を開催した(3) [写真展]

3. テーマ・タイトル等を決める
初めに決めることはテーマと写真展のタイトル等になるかと思います。
 
テーマを設定しない写真展もあります。
しかし、テーマを決めないと展示を"伝える"ことが難しくなります。
特にグループ展では各自の被写体が異なることが多く、展示されている写真もバラバラになります。
そんなバラバラの写真で、かつ共通項が存在しない場合、その部屋は何の展示なのか見に来た人を混乱をさせることになります。
よって2回ともテーマを設定し、それに沿った内容を展示しています。 

テーマの設定ですが、設定を行うとはいえグループ展では抽象度を上げた方が良いと思います。
逆に細かいテーマを設定すると、人によってはそのテーマに合わせることが難しくなります。
ストリートスナップ、家族、ポートレイト、風景など、各自の撮影スタイルを包含できるようなテーマを設定します。

私たちは1回目は"音"、2回目は"彩り"をテーマとして設定しました。
こういう設定をすると各自で解釈を行うことが出来るため、誰かが困難に直面する事は減ります。
結果として離脱者も減らすことが出来ます。(それでも1回目は個人としては苦労しましたが・・・)
たとえば"モノクロ"というテーマが設定された場合、喜ぶ人がいるとは思いますが、"無理無理無理"という人もいるのではないかと思います。
テーマを設定することで撮影者間における対比なども生まれるので、やはりテーマは設定するべきだと強く考えます。


テーマを決めたら写真展のタイトルとサブタイトルを決めます。
このあたりはそのグループに依存すると思いますが、いろいろと案を出してはみんなで議論して決めていくことになるかと思います。
1回目は"音旅 写真で、巡る、音の旅。"、2回目は"彩展 イロトリドリの写真展"と、テーマに設定した漢字を当てはめて作成しました。
 
そしてその後は若干の補足メッセージを加えています。2回目の彩展では次のようなメッセージにしました。
どんな場面に出会い、どんな色を見つけるのだろう。思惑もなく始まり、旅立ち、再び集まってみれば様々に並んだ色の軌跡。まさにイロトリドリとなった写真展をお楽しみ頂ければ幸いです。
こういう補足メッセージを加えることで、写真展の背景やストーリーを表すことが出来て、見る側にも何か想像させる部分が増えるのではないかと思っています。

このメッセージ部分はは1回目と2回目で"広報宣材係"に書いてもらっています。
なぜ広報宣材係かというと、DMやポスター作成のレイアウトが関係してくるからです。 
とても大変な作業だと思いますが、いつも嫌な顔せず引き受けてくれるので助かります(オンラインで依頼するので分からないですが・・・)。
そしてこのメッセージがあると、この後の様々な広報の場面でコピペにて済ますことが出来るので楽が出来るのです。 



"4. 仮日程を決める"に続きます。 
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